ウイメンズヘルスを研究する女性家庭医グループ 著
ISBN 978-4-938866-27-3
A5判 133ページ
月経困難症につらい思いをしていても受診することを躊躇する女性のために、医師が対応すべきことは実はたくさんある。家庭医だからこそできるつらい悩みの聴き出し、日常の生活や家族をも配慮した治療や対処法などのアドバイスを丁寧に解説。
■正常な月経とは
■どのような場合を月経異常とするのか
■月経周期に関連して生じる症状とは
■月経前症候群とは
■月経痛のメカニズムは
■月経困難症とは
■月経困難症の診断のポイントは
■月経困難症のどんなことで困っているのか
■月経痛に悩みながらも患者が積極的に受診しようとしない理由は
■婦人科に紹介すべきときとは
■婦人科ではどんな検査を行うのか
■月経困難症の治療法とは
■月経周期をコントロールしてもよいか
■患者本人にはどのように説明するとよいか
■配偶者や家族にはどのように説明するとよいか
■治るのかと聞かれたら
■がんになりやすいのかと聞かれたら
■妊娠について聞かれたら
■ピルはどのように用いるとよいか
■職業と職場での注意点は
■職場の理解を得るためには
■《思春期へのアドバイス》
■思春期の患者の診療でとくに注意すべきことは
■思春期の患者への説明で注意すべきことは
■親にはどう説明するとよいか(薬の拒否含む)
■学校生活上で注意すべきことは
■痛みがひどいときに患者自身でできる対処法は
■鎮痛薬を使用するときに注意してもらうことは
■漢方薬はどう位置づけるべきか
■月経中にスポーツをする場合の注意点は
■よく用いられる民間療法とは
■性交痛があるときには必要な対応とは
■精神的サポートはどうするとよいか
■子宮内膜症とはどのような疾患か
■子宮内膜症になりやすい体質があるのかと聞かれたら
■子宮内膜症の治療法にはどのようなものがあるのか
■子宮内膜症の治療薬の注意点は
■手術を考慮するのはどのようなときか
■挙児希望の患者にまずアドバイスすべきことは
■月経の悩みに関するアンケート調査結果
◎月経痛の軽いときと重いとき
◎喫煙は月経困難症の期間を延長させる
◎アンケートから-月経困難症について受診しやすい医療機関とは
◎基礎体温の記録を長続きさせるためには
◎さまざまな種類のピル
◎がん予防の関心を高めてもらうチャンス
◎事例-月経困難症の診断書
◎思春期に聞いておきたいこと,話しておきたいこと
◎めまい,ふらつきがみられる場合の対応と説明は
◎漢方薬の選択
◎アンケートから-痛みがひどいときの対処法
◎月経困難症を誘発・増強する要因があるのか
◎事例-「やっとわかってもらえた」といった34歳の患者
◎月経と片頭痛
◎意外な月経随伴症状
◎不妊治療の現状