病院ケースワーカとして、また福祉系大学の教員として、“こころの痛みを抱える人”に長年にわたって、向き合い、寄り添ってきた著者らが、相談者とどのようなコミュニケーションが適切なのかを実例をあげて説明したもの。
第1章 こころの痛みに寄り添うときは会話? 対話? カウンセリング?
第2章 寄り添う側に求められる「資質」について
第3章 相手を信頼し、相手から信頼される“関係”について
第4章 “言葉ではない言葉”にもっと目を向けましょう
第5章 本当に相手の方の“言葉”を理解できていますか?
第6章 寄り添うために不可欠な“四次元的思考”
第7章 寄り添えますか? 寄り添えていますか? “自己覚知”の重要さ
第8章 こころの痛みに寄り添う;共感することの大切さとその難しさ
第9章 “不安”とそれを解消しようとするこころのメカニズムについて
第10章 個別化が必要な理由をパーソナリティの成り立ちから考える